「招き猫」
(727mm×606mm キャンバス/2019年制作)
「ゴロタ」は数年前に自分が住んでいたアパートに、住み着いていた猫です。
駐車場や塀の上で良くゴロンっと寝転がっていて
機嫌がいい時は、こちらを向いて尻尾を振ってくれる愛嬌のある姿をみて
勝手に「ゴロタ」と名付けて可愛がっていました。
仕事で疲れて帰ってきた時や元気がない時
駐車場でゴロタを見かけると、とても癒されて元気をもらっていたのを
いまでも昨日のことのように思い出します。
ゴロタは冬になるとアパートの駐車場からいなくなって
また暖かくなると再び現れる、という不思議な習性(?)がありました。
きっと、旅に出ているんだろうなーっと思って。
そんな人なつっこいのに、気ままで自由なゴロタがどこか羨ましくもありました。
この作品はそんな「ゴロタ」を招き猫に見立て製作した、特大サイズの鮮やかで華やかな作品になっています。