Page5 「かみさまとの会話」 「雨ふらし」とかみさまは、私のことを呼んだ。 君を待っていたよ。 久しぶりの「大雨ふらし」のおかげで森が喉を潤している。 この雨は、やがて川になり、草木を育て、鳥たちを育む。 一粒の雨粒から、たくさんの世界が生まれるんだよ。 やがてくる旅立ちの日まで この森でゆっくり休んで行くといい。